1. |
Imitator
03:07
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耳障りな音
背負わされた名前も
間違い探しには嫌気差した頃
満たされないなら
せめて相応しい道化になろう
なんて健気でしょう
伸びる影 身を隠した
反転したような君と僕じゃ
分かり合うことすらもないんだろう
僕が僕である理由などない
瞼の裏に罪を翳せば
目に見えるもので
価値を測る甘えに
どれほど顔を奪われてきたことか
君を君たらしめる
何もかもが欲しい
何もかもが妬ましい
この渇きを
嘘でもいい
忘れられる位なら
奪われる位なら
良く似た姿
認めて傷つけて埋めてくれよ
どんなかたちでなら
息をしていられるだろう
反転したような君と僕じゃ
見える景色すらも違うんだろう
僕は僕である理由を捨てて
使い古しの罪を選び
同情とか称賛とか
些細な蔑みなんかじゃなく
知らなければよかったはずなのに
罪を孕んで君の影になろう
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2. |
Löschen (Long ver.)
04:34
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欠落つ眼を覗きこめば永久に
廻る星々のfairy tale
連れて行ってよ 何一つ信じられない私の手を取って
繋げない見えない 切り刻む記憶
乞い願い絶えない 振り解く祈り
赤く頬伝った脆い合図で崩れてくようだ
錆びた声で吐き出して
片側だけの正義
横切る影に立ち 不自由選び続けてた
喉元を裂いてく痛み
掛け違う数かぞえ 最期の光散らし微笑んで、
遠ざかって
視線の先 灰焼き付く虚に
還る未来を受け入れ
仮初でも 解りかけた世界
影を払うその声を
環を穢し彷徨い 白砕く指は
遠い軌跡を描き 朽ち果てる色に
降りやまぬ虚構の重みで綻ぶ
追憶から無垢な糸を断ち切って
霞ゆく情景に
歌えるはずもない 渇いた不協を望んだ
求む程落ちてく澱み
赦されること それが無慈悲な調和と等しいのなら、
答え遂げて
揺れる灯は遍く音を 正しく照らした
悼みという名のもとに
繰り返し傷つけあう 姿を変え
隠せない方を背に
名前のない景色 終わらないでと待ち続けた
鼓動ごと刺して軋み
すれ違う数 たとえ最後の兆し契り覚えてる、
まだ願って
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3. |
Seek Out
03:41
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切り売り日常に 醜い足音
制圧 計画通り
息継ぎひとつ乱さずに
目を濁らせ
当たり障りのない延命こそ
平凡な君によく似合ってる
妄想投稿しても 正論にはならないし
サブクエじゃ死ねない
偽善 さながらアネクメーネ
雑なフィルム 飽きたらカットバック
そりゃいつかは叶うかもしれないけど
強欲に勝負張って 一抜けも才能
やってらんない 自問自答
劣等×本能でかわして
想像足りない 冴えない展開
いっそのこと不揃いでいさせて
寄り添うくらいなら
等間隔 砂を噛む
戯言は捨て置け
どうせ後悔しかできることないんだから
誰のせい? あー詰んじゃったってこんな人生
You do you 飲み干してよ
炙り出すエゴ 計り知れる程度
出し抜くための 容赦ない過干渉
手遅れで重症 なんなら裸足で実証
起死回生 言い返せ
せいぜい叫べばいいさ
使い捨ての個性 取り繕ってても
懐疑 飼い慣らされて道連れ
寝静まる街の中
影揺れるワンルームが
宙に浮かんだまま
画面の裏の犠牲
見え透いた 虚勢でもいいから
ここで聞かせて
欲張りたい、ね
未完成 証明×宣誓で応えて
情けない関係でいたい
白々しく 無防備を極めて
虚ろうくらいなら
安全で最低なところから見ててくれ
どうせ採点しかできることないんだから
はぁそろそろ せーの全能で正して
So be it 解決しましょ
半端でいたいな
生ぬるい期待はいらない
限界 声枯らせ
頂戴よ 吐き出すまま
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4. |
Lemonade Fizz
05:24
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日に焼けたその笑顔
まぶしい季節香る
寄せては返す波が
ふたりの距離 曖昧にさせる
言い訳を並べても
あどけない表情には
敵いそうもないからさ
このワンシーンをどうか永遠に
ゆるやかに流れゆく時間は
もどかしさを注いで
もう少し期待していいの?
心拍数 弾けそうで
遠く駆けだした君の背中
いつかの影重なって
大人になんてなれない
思わず目を逸らした理由は
揺れてほどけてく泡みたいに
まだ分かりたくはないから
気持ちごと飲み干せば
甘いfizzy days
水平線ににじむ
曇りない陽のオレンジ
ぼやけはじめた海が
気まぐれに僕をからかってるんだ
理想のいまごろとは
随分違った現実
叶いそうもないからさ
この一瞬をきっと忘れない
潮騒がかき消すくらいなら
喉元まで込み上げた言葉も
まだ遅くないの?
指先から溢れそうで
風が弱気なままの背中
押したような気がしたけど
大人びた横顔に
思い知らされて立ち止まる
残りの一滴が焼き付いて
忘れさせてくれないから
青すぎた空の下
溶けるfizzy days
何度も言いかけてはやめて
些細な仕草にだって
心動かされてる
遠く駆けだした君の背中
いつかの影重なって
大人になんてなれない
思わず目を逸らした理由は
揺れてほどけてく泡みたいに
まだ分かりたくはないから
気持ちごと飲み干せば
甘いfizzy days
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5. |
週末キネマ
03:49
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6. |
trace
03:17
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前髪 シャーペンのメーカー
子どものような口癖 笑い声
陽のさす教室 きれいな横顔
その影になりたいだけ
ひとつ、ふたつ、寄せ集め
前髪切ってみたり
スカート丈揃えたり
白紙のページ埋めれば
なぜかここにいても許される気がしてた
消しゴム 将来の夢
お気に入りの曲 リップクリーム
放課後 夕焼けは影を濃くして
やがて夜に溶けていく
壊れた鏡越しでも
あの子になれたなら
なにかになれたのならば
拒まれることでしか形もわからない
机の花は枯れて
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Risa Yuzuki Japan
Vocalist and lyricist in Japan.
She has been active with her own label, Luminaria, since
December 2019, regularly releasing self-produced albums and singing and writing lyrics for many music games.
She is based in Tokyo and is self-produced as a hybrid next-generation Vtuber who goes back and forth between real and virtual life.
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